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シールとお札の大量発生 『万能鑑定士Qの事件簿 II』 松岡圭祐 感想

☆大分類:本 本:万能鑑定士Q
万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)

万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)

 

あらすじ

『週刊角川』記者・小笠原は途方に暮れていた。わずか2日で、コンビニの弁当は数千円から数 万円に、JRのひと区間は九千円以上になり、いくら金があっても足りないのだ。従来のあらゆる鑑定をクリアした偽札が現れ、ハイパーインフレに陥ってし まった日本。だが、まだ万能鑑定士・凜田莉子の鑑定がある! パーフェクトな偽札の謎を暴き、未曾有の危機から国家を救うことができるのか!? 

 

感想

前巻の終わりにあった『偽の料理教室事件』後、まさかのハイパーインフレ騒動に見舞われるこの移り変わりには驚きました。シールの大量発生と、お札の大量発生をリンクできれば事件の全容への糸口はつかめたかと思います。

 

しかし、ハイパーインフレ*1は恐ろしいですね。金の切れ目が縁の切れ目とは言いますが、作中でも人間の悪質な本能が出ていると間接的に表現されていましたし。ネットでもネタになったジンバブエドルなんかが有名ですが、賢い人はそういったチャンスをものにするのでしょう。

 

最後の大一番では犯人逮捕の瞬間描写がありませんでした。余韻を残すことや、あえて書かなかったと思うのですが、とても心に残るシーンでした*2

*1:インフレーション - Wikipedia

*2:ちなみにここ描写は後々出てきます

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