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写真とオタのコングロマリット

写真、音楽、ゲームを中心に

腐女子とショタと巨大龍 コロロギ岳から木星トロヤへ 小川一水 感想

☆大分類:本
コロロギ岳から木星トロヤへ
 

あらすじ

西暦2231年、木星前方トロヤ群の小惑星アキレス。 戦争に敗れたトロヤ人たちは、ヴェスタ人の支配下で屈辱的な生活を送っていた。そんなある日、終戦広場に放置された宇宙戦艦に忍び込んだ少年リュセージと ワランキは信じられないものを目にする。いっぽう2014年、北アルプス・コロロギ岳の山頂観測所。 太陽観測に従事する天文学者、岳樺百葉(だけかんばももは)のもとを訪れたのは……。21世紀と23世紀を“つないで"描く異色の時間SF長編。

 

感想

 もともと伊藤計劃とかJPホーガンとかSFには触れていたけど、小川一水に関しては、『妙なる技の乙女たち』で名を知ったぐらい。

 

時間軸を上手く利用してメッセージや物資を送るのはSFの面白いところ。バタフライ・エフェクトみたいに行動が行動をつなげてピンチを救っていく。現代の腐女子?科学者と未来のショタの組み合わせもライトSFだからこそ出来る技ですよね。おまけに巨大龍も感情や(人間界の)知識がないから押し問答も面白い。

 

こういうSFは残酷描写がほとんどないから気が楽。本作もふんわり緩やかな雰囲気で、『現代-媒介者-未来』の構図もお笑いのようなテンポ。おそらく媒介者がいないともっと直接的というか攻撃的になってしまうんだろうな。

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